認知症サポーター養成講座を開催しました【地域支援課】
11月25(日)、福井・峰岡・舟戸・平沢・松郷屋地域福祉会で、認知症サポーター養成講座を開催しました。
この地域福祉会では、今年度「認知症」をテーマにした講座をシリーズで組んでおり、春に開催した「認知症予防」の講座に続き、今回は「認知症サポーター養成講座」を開催したいということで依頼を頂きました。今回も48名の方が参加され、「認知症」への関心が高いことがうかがえました。
まずは、テキストに沿って認知症についての基礎的な知識、認知症の人やその家族の人の気持ち、認知症の人に対する心構え、地域で支えるという事を説明し、実際に地域で行なわれている取り組み事例も紹介しました。
講義の後は職員による寸劇を見てもらい、認知症のお年寄りが道に迷ってしまった際の対応について、グループに分かれてみなさんと一緒に話し合いを行いました。
寸劇では、親切心で掛けた言葉がおじいさんのプライドを傷付けてしまい、余計に興奮させて怒らせてしまう、といった内容でした。
実際に、認知症で道に迷っているお年寄りに遭遇したことがあるという方もおられ、「近所の知っているおばあさんなのに、現実と違う話をされてどうしたら良いのか自分自身がパニックになってしまった。講義を聞いて認知症の人がなぜそんなことを言ってしまうのか、少し理解ができた。これからはお年寄りの気持ちになってゆっくりと向き合ってあげたい。」という感想も聞かれました。
講座終了後は、懇親会の場にも参加させていただきました。巻圏域支え合いのしくみづくりの佐藤推進員の話と胡弓の披露で会も盛り上がり、地域の皆さんとお食事をしながらいろいろなお話をさせてもらうことができました。
役員の方は、「この地域は昔ながらの関係性もあり、みんな顔なじみで情報もすぐに入ってくるんです。」と言っておられました。だからこそ、みんなで支え合い、助け合っていける地域が作っていけるのではないか、という話にもなり、とても充実した講座となりました。